奇才 乙一

あいみー

2007年01月09日 23:25

この人の本を買ったことを後悔した。

また読みたい本が増えたじゃないのーっ。

いや~、すごい、すごいよ乙一。
本好きな人からしたら、今さら気付いたんかよっ!
って話かもしれん。

初めて読みました。
乙一原作の「暗いところで待ち合わせ」に、ひーぷーさんこと真栄平仁さんが脚色・演出をしたO.Z.Eの舞台は見たけど、乙一に関してはほぼゼロに近かったのよ、私。
しかもちょっと前までねー「おと はじめ」さんだと思っていたのよー。
読み方、いっこも合ってない・・・ごめんなさいねー、おついちさん。

ラジオ沖縄で毎週水曜日の夜11時半~「しゃもじのもじもじしない水曜日」という番組が放送されています。その中に「しゅうごパークの読書パーク」ってコーナーがあって、先週そこで紹介されていた。

乙一の作品が紹介されたのは2回目じゃないかなー。
1度目は「平面いぬ。」この時は、他の読みたい本がたまっていたので、
気にはなりつつも読むまでには至らなかった。

けどこないだの「ZOO」よ、はーっさ、めっちゃ気になる!!
これは短編集で、その中の1話を紹介してくれてたんだけどさ。

感想は全体のものね。

私の好きな東野圭吾のようなスピード感のある作品ではない。
話自体はかなり現実離れしている、っていうか現実にあったらそりゃあそりゃあ、いとおそろしい。
けど、描写がものすごく細かくて表現がリアル。
本を読んで、初めて気分が悪くなった。
今思い出しても、気持ち悪くなる。
思い出し笑いならぬ、思い出し吐き気。

見たことも無いであろうことを、どうしてこんな風に表現できるんだろうね。
して、現実にはありえない設定を思いついちゃうんだろうね。
あ、でもねちょっと注文いいかしら?
本読み能力が発達してない私にとっては、読点が少なくて読みにくいとこがあるのよ。
もうちょっと「、」を増やしてくれんかね?

えーっ、乙一って歳、私と2つしか違わないのね。

小説家ってさ、一見、現代風の名前だけど実はそうでもなかったり。
プロフィールを見なければ、この写真いつのよー?っていうか・・・
つまり、私の中では年配なイメージだったんです。
勝手な私のイメージですよ、小説家の方ごめんなさい。

心外だ!というのなら、あなたの本を1冊買います。これで許してちょ。

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